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内容説明
アン・フォーズは、姉のメアリーに無理やり誘われて、あるパーティーに出席した。しかし、そういう場が苦手なアンは会場の片隅から人々のようすを眺めるだけだ。ただし、その眺め方が普通とはちょっと違っていた。使い始めたコンタクトレンズの見え具合を確かめようとときどき片目をつぶっていたのだ。それをウインクと勘違いして人込みのなか、まっすぐアンに近づいてきた男性がいた。やり手弁護士のクリント・バローズだ。勘違いから生まれた出会い。けれどもやがて間近で見つめ合ったとき、二人は悟った。これは生涯一度の、運命的な恋になる、と。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
まだ26なのに、辛い結婚と離婚を経験した黒髪の美女が、パーティ会場でコンタクトレンズの調子をみるためパチパチまばたき。さては俺にウィンクしてきたな、と勘違いする能天気なハンサムさんがもう最初からべたぼれでこの作家さんらしい可愛いお話です。巨大なアカトラ猫と男子のさりげない牽制とか笑っちゃいました。男子けっこうやらかすんですが、基本とぼけていて憎めないのでなんだかほっこり。彼女は彼女で傷心少女の大切なものを「汚いから」と洗うし!やらかしても許されるっていいな…な、のんびりロマンスです。2022/08/07
糸車
14
愛する人を幸せにしたい。でもどちらか一方だけがそう思っていても長くは続かない。お互いにそうでなければ。当たり前のことだけどすごく大切。人でなしの元夫から酷い扱いを受けすっかり人間嫌いになったヒロインがヒーローと運命的な出会いをして徐々に変わっていくお話です。ヒロインにメロメロの彼がもう本当に出来のいいナイスガイ。考えてみるとこの作家さんの本は結構な数読んでいるけど、ヒーローがおおらかで我慢強く心の温かい男性なので(ちょっと鈍いこともあるけど)安心して読めるのよね。2017/03/06