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内容説明
華やかな結婚式は、花嫁の登場を待つばかりだった。「今、彼女がどこにいるか、心あたりはないか?」ソーンにきかれ、花嫁付添人のアレクサンドラも答えようがなかった。ソーンが彼女と結婚するなんて間違っている。だって、ソーンのお金が魅力だったと、彼女、言っていたもの…。ついにソーンは花嫁のアパートメントに行くと決め、アレクサンドラも花嫁付添人としての責任から、彼に同行する。だが部屋に花嫁の姿はなく、残されていたのは脱ぎ捨てられたウエディングドレスと、留守番電話に入った男の声だった。「さあ、シートベルトを締めて。彼女を追跡する!」そうして二人の奇妙な旅が始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
19
久しぶりに再読。結婚式当日に逃走した花嫁を追いかける花婿と花嫁の付き添い人のドタバタ劇。本当に次々とトラブルが二人に襲いかかるのに、なりゆきでついてきてくれたヒロインがユーモアと機転でトラブルを乗り越えてヒーローの力になってくれる。追跡中、ずっと寝不足でお腹を空かせていたのに。いつの間にか二人でいる意味が変わって行って互いに愛し合う過程が○。復縁を申し出る相手をきっぱりはねつけるのも。綺麗な見た目に騙されて嘘つきでモラルのない女性と結婚しないで良かったね、ヒーロー。ヒロインは信頼に値する素敵な女性です。2022/08/25
糸車
10
2冊しか読んでいないけどこの作家さん好きだ。軽妙なタイトルで話運びも深刻にならずスピードがあるんだけど、恋する乙女の切なさも感じられて〇。ヒーローとヒロインが特殊な状況でずっと一緒に過ごす中で少しずつ惹かれあっていく過程が丁寧に書かれている。ヒーローもヒロインもいいキャラクターでユーモアのセンスがあるし、大変な事態に陥っても騒がずなんとか切り抜けようとする地に足がついた大人。ヒーローはまだよく知り合ってもいない軽薄で見た目だけの女性と結婚なんて考えたのか・・・。コミックを読んだ人にも違いを知ってほしいわ。2014/11/06