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内容説明
エイミーがシアトルからアラスカまで来た目的はただ一つ。妹の忘れ形見である少年を父親に会わせることだった。出産前に離婚していたとはいえ、自分の子供を何年も放っておくとは、どういうつもりだろう。彼の居場所を捜そうと、エイミーはひとりの男性に声をかけた。見上げるほどの長身、野性的な容貌。やや翳りを帯びた目。偶然にも、その相手こそマット本人だった。あなたの息子を連れてきたと告げるエイミーに、マットは怒りもあらわに激しく否定する。それは僕の子ではない、彼女がつきあっていた別の男の息子だと。鋭い視線に全身をなぞられているような感覚にとらわれ、エイミーは強烈に彼に惹かれていく予感に衝撃を受けた。