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内容説明
夫を亡くし、事情があって住んでいた家にいられなくなったジリーは五歳になる娘を連れて途方に暮れていた。弁護士から連絡があるまで銀行預金にさえ手が出せない状態だ。そんな折、友人のキャリーから新婚旅行の間の留守番を頼まれる。敷地内には新郎の弟が住んでいるが、めったに家にいないという話だった。だが会ったとたん、陽気な外見とは異なる何か謎めいたものを秘めたそのハンサムな男性に、ジリーは胸騒ぎを覚えた。キャリーの頼み事を聞いたのは間違いだったかもしれない。「私、ここでのお留守番役には向いていないみたい。だから…」断ろうとするジリーに、彼は魅力的な笑みを浮かべて言った。「兄夫婦が留守の間、不道徳なまねはしないって誓うよ。僕たち、結構仲よくやっていけるんじゃないかと思うんだ」。