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内容説明
誘拐だわ!レスリーの胸は恐怖にふるえた。たくましい男が少女をトラックに押しこもうとしている。通報したものの、警察はまだやってこない。仕方がない。レスリーは勇気をふりしぼって男にとびかかった。やがて警察が駆けつけて、男が誘拐犯ではなく、少女の後見人で息子も三人いる町の名士だとわかる。暴力あふれる大都会から山あいの町に移ってきたばかりのレスリーは、とんだ勘ちがいをしてしまったが、少女の面影は心に残った。数日後、レスリーが勤める金物店にそのときの男性が現れた。ジャッド・タナー。馬を育てているという。彼の牧場を訪ねてまたあの少女に会いたい。ジャッドは彼女の意図をいぶかしんだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
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誰かを好きになって、一緒に暮らすことを考えるとやはり自分に都合のいい方向に想像してしまうのは仕方がないと思う。相手の像が現実と大きくずれるとき、許せるか。家庭に居て欲しい夫、やりがいのある仕事をしたい妻。でも、どちらかひとりの犠牲でいつまでも成り立つ訳もなく。我慢強いヒーローでも難しいんだなーと問題の深さにためいき。ヒロインの抱えていた痛みは消えることはないかも知れないけれど、それごと引き受けてくれるヒーローは度量のある男性だと思う。ふたりとも子供に教えられ、それを受け入れる姿勢は好ましかった。2013/06/03
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