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内容説明
エミリーは怒っていた。父親を亡くし、母親が仕事で留守だからって、マイケルとサラが他人からお金をもらうなんて、絶対に許せない。近所に住む小児外科医リュークの愛犬の相手をして、わが子が五セントずつお金をもらっているという事実を知り、エミリーは断固抗議とばかり、彼を家で待ちうけていた。が、彼女の戦闘意欲も、訪ねてきたリュークの笑顔にはかなわない。自分のくしゃくしゃの髪や、目の下の隈が急に気になりだす。おまけに部屋は散らかり放題。あわてたエミリーは、ついつい彼にブラウニーとミルクをごちそうしてしまう。使った食器を洗う彼の優しげな手からエミリーは目が離せなかった。