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内容説明
「わたし、好きな人ができたの。もう会わないほうがいいわ」レベッカはそう嘘を告げると、受話器をおろした。電話の相手はタナー。女性ならだれでも夢中になりそうな正真正銘のテキサスの男、牧場主だ。そして一度だけ愛をかわしたいとしい人。その愛の証が彼女のお腹の中にいた。けれども、妊娠のことはタナーに知られたくなかった。レベッカが学費を返すために夜も働いていたクラブの客である彼は、責任を感じて結婚しようと言うだろう。愛されてもいないのに、そんな形で結婚するのは絶対いやだった…。やがて別離から二年、レベッカは交通事故で瀕死の重傷を負う。激痛の中で、レベッカは必死で周囲に伝えようとした。死ぬ前にタナーに知らせて。マイケルはあなたの子供だと…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
23
男性にとって思いがけない妊娠ってどんなものだろう。ヒロインは相手に知らせないことを選んで、好きな人が別にいるからお別れしましょうと電話で(!)嘘をついて二人の仲を終わらせ、ひとりで出産。二年後いきなり連絡があってあなたには子どもがいますって告げられるヒーローの気持ちを考えると気の毒。愛されていないのに子どもを理由に結婚したくないと突っ張るヒロイン、かなり頑な。ううん、体を許しても心を開けない夫婦ってそれはそれは虚しいだろう。ハーレクインですからね、実は熱愛夫婦だからいいんだけど。振り回される周囲も大変。2019/07/17
akiyuki_1717
0
学費を稼ぐため酒場でアルバイトをしている時に知り合った男性とすぐに関係を持つが、ヒーローは離れた土地の男性で、父親が病気になったと連絡も疎遠になりがちで妊娠に気付き、一方的に別れる。まぁ気持ちもわからないでもないが、叔父と叔母がいるのだし事故に遭ったからって、連絡する必要があったのかなぁ?とも思う。それなら出産してしばらくしてから知らせても良かったのでは?子供もヒーローも戸惑うだけなのに…どっちも自分の気持ちを隠して言い争っているが、二親が揃ったからにはうまくいく方法を探っていくしかないと思うのだが?2024/11/10