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内容説明
サーフサイド・トラベル社の店長をつとめるティナは、今年24歳。卒業記念旅行で、フェリーでバルト海を渡ったのはもう2年も前だ。それ以来ティナは、旅の最後の夜、船内で出会ったスウェーデン人の男性のことが忘れられないでいた。彼の名はステファン。アメリカに留学したことがあり、たくましいからだと金髪に映える青い瞳が、バイキングを思わせる。ロマンスを夢見ていたティナは、酔っぱらって彼をキャビンに誘い、一夜をともにした。だが、つぎの朝、彼女は見てしまったのだ。ヘルシンキに着いた彼を迎えにきた女性と、ふたりの子どもたちを。彼の裏切りを知ったときの胸の痛みはいまだに消えないが、世界の裏側でたった一度だけ親密な時間を持った男性と再会することがあるなんて、思いもしないティナだった。