目次
1 これがロビイング戦略だ
2 ロビイストの歩み
3 日本でロビーが遅れた理由
4 ロビー活動の始め方
5 欧米のロビーケーススタディ
6 日本のロビーケーススタディ
鼎談「世界で勝つ企業、世界で負ける企業」
著者等紹介
藤井敏彦[フジイトシヒコ]
経済産業研究所コンサルティングフェロー・多摩大学ルール形成戦略研究所客員教授。1987年東京大学経済学部卒。1994年米ワシントン大学MBA取得。2000年在欧日系ビジネス協議会(JBCE)事務局長就任。対EUロビイングに従事。2004年帰国後慶應大学法科大学院客員講師(EU法)、埼玉大学大学院経済科学研究科客員教授(公共政策と企業戦略)等を経て現職
岩本隆[イワモトタカシ]
慶應義塾大学大学院経営管理研究科特任教授。東京大学工学部金属工学科卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)工学・応用科学研究科材料学・材料工学専攻Ph.D.。日本モトローラ株式会社、日本ルーセント・テクノロジー株式会社、ノキア・ジャパン株式会社、株式会社ドリームインキュベータ(DI)を経て、2012年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)特任教授。「技術」・「戦略」・「政策」を融合させた「産業プロデュース論」を専門領域として、さまざまな分野の新産業創出に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
7
日本は根回し・談合の文化はあるけれども国際的なロビイングの文化はないという。 ロビイングの重要性と事例について書かれた本です。2016/11/05
たこ焼き
5
ルールに適合することを考えるのではなく、ルールを変える、または例外適用してもらうべく交渉する。ルールは上から与えられ、遵守するものという発想が刷り込まれているためロビイングをしよう、交渉しようという意識がなくなっている。環境に良いものを作っても、ルール作りに影響を与えられず、ルールに適合しないものを作ってしまったりする。利害関係が一致する権力者から外堀を埋めていく。日本は自分の弱みをさらすことが誠実(お願いや陳情文化)とされるが、海外ではそれは評価されない。経営層とロビイストは繋がっていないといけない。2021/09/25
Yasuhiro
3
ロビー活動を制するものが覇権を握る もっと深くまで書いて欲しかった2016/11/07
Lisa
2
地政学に興味があるのでその流れで読んでみました。タイトルは少し大げさ感があるけれど、ほんの少しだけロビーが分かる本だった。 日本がもっと世界に存在感を示すために政府には是非ともロビー活動にもっと力を入れていただきたい(ずっと前から思ってた) 特に近隣のアジア諸国に押されて世界の人々に日本が間違った理解をされている事に関して個人的には我慢がならぬのでロビーってこー。GDP低いのにロビーに多額をつぎ込めば世界的な地位が上がるような気さえするので、日本よもっと頑張ろう!2016/12/14
yurari
2
日本では信頼構築のために腹を割って話すことがあるが、欧米企業に対してこれをやると一気に攻撃される。日本企業、欧米企業と単純に分けられる話でもない気がするが、傾向はそうなのだろう。改めて、ルールメイキングの重要さを感じた。2016/10/06