目次
第1章 朝―目覚めると体が動かなかった
第2章 手術―家族の結末はなぜ揺れたか
第3章 看病―哀しそうな目をされるのは辛い
第4章 医療費―倒れて初めて知った「命の値段」
第5章 リハビリ―左手が動くようになった日
第6章 復帰―仕事のスピードは格段に鈍った
第7章 脳卒中―誰にでも可能性がある病気
第8章 家族の日記―読んで、私は泣いた
著者等紹介
川嶋光[カワシマコウ]
1948年10月10日、東京都杉並区に生まれる。子供時代を荻窪、高円寺で過ごす。都立富士高等学校から二浪後、武蔵大学人文学部欧米文化学科に入学。卒業後は、いんなあとりっぷ社に就職するも、3カ月で退社。その後は、マーケティング会社の契約社員として糊口をしのぐ。73年に結婚。千葉に住まいを移す。75年に食料醸界新聞社に入社し、3年後に総合食品研究所へ転職。77年に長男誕生。80年には長女が生まれるも、82年9月に退職して、フリーライターとなる。その一方で、少年野球チームのコーチに休日を捧げて、80年代を過ごす。90年代に入ると仕事が多忙を極め、個人の貯金が五〇〇万円になったこともあった。2004年1月、自宅で倒れているところを家族に発見される。現在、千葉県八千代市在住
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感想・レビュー
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コーキ
2
もしも父親が倒れたら……。入院準備をし、仕事先に緊急の連絡を入れる。父の知人に入院した病院を知らせ、保険金の確認をする。何よりも実務的に過ごすこと。混乱しないこと。優先順位を間違えないこと。冷静な対応をすること。焦らないこと。早とちりしないこと。リハビリで楽をさせないこと。云々。2015/03/25
ぴくみん
2
日本国内で今死亡者数の原因第三位である脳梗塞。その病気に罹ったフリーライターの方の闘病記。病気に罹ったいきさつ、手術前後、リハビリ、治療費のこと、病気そのものの知識も含めいろんな角度からわかりやすく書かれていた。闘病記にしては悲壮感がなく、著者のひねくれたジョークや家族の献身などポジティブな印象が強かった。2014/08/31