年金倒産―企業を脅かす「もう一つの年金問題」 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833441209
  • NDC分類 364.6
  • Cコード C0034

内容説明

書き下ろし原稿と最新データを追加!AIJ投資顧問事件が暴き出した厚生年金基金制度の構造的欠陥。生き残りのため、企業が今なすべきこととは?―。

目次

序章 神戸のタクシー会社はなぜ倒産に追い込まれたのか
第1章 身動きとれぬ“蟻地獄”―厚生年金基金、戦慄のシナリオ
第2章 厚生年金基金が追い込まれた理由―底の抜けたバケツ
第3章 あなたの加入する厚生年金基金は大丈夫?―決算数字が示す危険信号を見逃すな!
第4章 厚生年金基金の終着点―ケーススタディで見る基金の道標
第5章 年金基金の赤字スパイラル―危機脱出の処方箋
第6章 “活きる”ための福利厚生へ―根本から見直す「企業年金」
第7章 AIJ事件が開けたパンドラの箱―厚生年金制度の今後と企業の採るべき道

著者等紹介

宮原英臣[ミヤハラヒデオミ]
オーヴァル・リスクマネジメント・サービシーズ日本支社代表。1954年、福岡県生まれ。77年京都大学経済学部経営学科卒業。三菱商事入社、本社(資材部)配属。85~92年英国三菱商事(ロンドン)、92~96年三菱商事本社勤務。96~2003年ソニー生命保険勤務。2003年オーヴァル・リスクマネジメント・サービシーズ日本支社代表に就任。企業年金の専門家として、新聞・雑誌へのコメント・寄稿をはじめ、テレビ出演も多数。日本ラグビーフットボール協会のレフリー委員やルール委員長を歴任。99年ワールドカップにも日本代表チーム総務として帯同参加。NHKラグビー中継の副音声「わかりやすいラグビー」解説者も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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えちぜんや よーた

81
厚生年金基金の母体となっている、厚生年金保険がかなりヤバい状態にあることが、かなり分かりやすく説明されている(泣)"平成21年度末の時点で国庫負担金を含む積立金(財源)は330兆円あるが、これは給付に必要な額(給付債務)830兆円の約40%でしかないことになる。つまり、「積立不足」が約60%に上る状態だ。"(P79)2013/10/07

Ryuji

2
★★★☆☆経済は右肩上がり、人口も順調に増えている時代に制度設計された年金制度が今の時代に合わないのは当たり前の話。本来社員の福利厚生のハズの企業年金が負担となり、倒産する企業があるとは驚きだった。民間と違い結果責任を問われない公務員の方達が小手先で制度を変えようと思っても駄目なのかなと感じた。それにしても今の年金制度は複雑で分かりづらい、いずれにしても今の制度を続けていけば破綻は間違いないのだろう。私は年金貰えるのだろうか・・・。2013/11/30

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