出版社内容情報
約10年、十数人の人員で「預かり資産1兆円」を実現した大和証券シンガポールの軌跡を追った【奇跡のドキュメンタリー】。
彼らの勝因は利益目標を掲げたことではない。利益目標よりも「お客さまのために」という理念を実現することを目標にしたからだ。
売り上げや利益を第一にしたのではなく、顧客の困りごとを解決することで、業績を上げたのである。
令和の時代だからこそ検討したい、「商品を売ることよりも、顧客から相談されること」を目指した営業スタイルの[真の実力]とは──。
内容説明
商品を売ることよりも、顧客から相談される営業マンになっていった。だから、彼らは勝つことができた。閉鎖目前まで追い込まれた出張所が「10年で預かり資産1兆円」を実現するまで。
目次
プロローグ それは奇跡と言っていい
第1章 始まりはバブル
第2章 冬の時代
第3章 シンガポールでの生活
第4章 ゼロからの逆転劇
第5章 チーム大和証券
第6章 移住者のメリットとは何か
第7章 3人の営業員
第8章 彼らがやること
エピローグ 「生き生きしてるんだ、やつらは」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JB
1
大和証券がシンガポールで富裕層事業を立ち上げ軌道に乗せた話。7人の侍とあるが、冒頭の岡さんの奮迅が半分。プライベートバンクの営業はお客様のために何でもという本質が大事。顧客ゼロから紹介で顧客開拓していく力が求められる。改めて銀行リテールは開拓の経験もなく、証券、保険の出向者と帯同し、数字を上げて満足していて、これじゃプロは育たないよなと痛感。2025/03/12
かふん
1
ビジネス書を超えた、感動的な物語です。大和証券シンガポール支店の、少人数ながらも預かり資産1兆円という驚異的な実績を達成した軌跡が克明に描かれています。特に冒頭カラーの、登場人物の写真や来歴が記載されているところは彼らの自信が感じられて良かったです。また、バブル崩壊後の記述はとても参考になりました。2024/09/21
Kentaro Yoshida
1
★★★☆☆2024/09/30