出版社内容情報
目次
1 現状を疑う“働く株主”―クックパッド社長退任まで(匝瑳市から社会へ;どこに就職するか。それならベンチャーキャピタルだ;日本合同ファイナンスの仕事;中古車買い取りのジャック;カカクコム;食べログ;空白時代に考えたこと;クックパッド;フェルメールという買い物;争いの末に)
2 ユーザーが導いてくれるから―くふうカンパニーの立ち上げ(クックパッド時代の出資先を買い取る;くふうカンパニーの目指すもの;サービスの価値はユーザーを育てること)
著者等紹介
野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957年東京都生まれ。早稲田大学商業部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リットン
5
頭が良くて学歴があって現状のシステムに安住していたら会社を興そうとは考えない、というのはそうだよなぁと感じた。逆に言えば、興そうとする人にはそういう現状への不満やなんなら怒りさえあるのかもしれないなぁ。ネット黎明期の話を読むと、「インターネット」の波に上手く乗ったという形で括られるけど、食べログで言えば、サプライチェーンの発達とレストランの増加のような波も大きかったのだなと感じたし、ネットだけでなく社会全体が大きく変わる時代だったのかもしれないなと思った。2024/02/17
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
4
「入社ありがとう。当社を選んでもらえて感謝しています。では、できるだけうちの会社を早く辞めて、経営者になってください」。新入社員に言う言葉らしいが、これは共感。自分も同じことをしている。VCをしてから、起業家になるっていうのは、起業をするには最適なルートかもしれないというのは、この本読んでの感想。toCのビジネスをはじめたい人は、このようにユーザーファーストの考え方は必要なんだなと同時に、自分には難しそうだなと思った。共感力みたいなものが自分には足りなそう。2023/12/31
くに1973
2
正直なところ、本書を読むまでは、 クックバッドのお家騒動のときの人だな、くらいの印象しかなかった。 ユーザーファーストの言葉の凄みを 全編を通じて感じる。 テクニカルな起業の本は数多くあれど、 起業の本質は 「ユーザーファースト」 これに尽きる。 12月最後にとても良い本と 尊敬すべき起業家に出会いました! 殿堂入り2023/12/28
まつしま
1
ユーザーファーストを突き詰めることでクリーンな仕事をしているところがすごく良いなと思いました。エンジニアとしてそういう仕事をしていきたい2024/04/24
しおうり
1
穐田さんの考え方がシンプルかつ的を得ていて凄く為になる2024/04/20