内容説明
「社長の教祖」と異名を持つ彼は経営者をよく叱った。しかし、叱られるたびに多くの経営者は目を輝かせた。ユニ・チャーム、ドトールコーヒー、トステム、サンマルクカフェなどの創業者たちは、教祖の一喝から発展の礎を築いた。会社は絶対潰さない!幻の指導がいま蘇る!!経営2大鉄則で高収益企業をつくる。
目次
第1章 「社長の教祖」一倉定
第2章 社長の教祖が「カミナリ」を落とすとき
第3章 社長とは「事業を経営する人」である
第4章 一倉社長学を支える「経営の両輪」
第5章 高収益の事業構造に我社を作り変え続ける
第6章 「資金」こそ事業の命―長期目標バランスシート経営
第7章 鬼の一倉、仏の一倉
第8章 先代創業者から後継社長へ、一倉イズムの承継
著者等紹介
作間信司[サクマシンジ]
日本経営合理化協会専務理事。1959年生まれ。山口県出身。1981年、明治大学経営学部卒業後、大手インテリア会社にて販売戦略など実務経験を積んだ後、1983年、日本経営合理化協会入協。事業の企画・立案を担当するかたわら、会長牟田學の薫陶を受け、全国の中堅・中小企業の経営相談に携わる。協会主催の社長塾「地球の会」「事業発展計画書作成合宿セミナー」などの講師を歴任し、現在「佐藤塾~長期計画~」副塾長、「JMCA幹部塾」塾長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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koji
14
新聞で本書の広告を見た時、「一倉定」という名前に思わず目が釘付けになってしまいました。没後20年経ち、知らない人も多くなったでしょうねぇ。中小企業経営者が「他責」の言葉を吐いた時本気で叱り飛ばし、常に社長の覚悟を問い続けた伝説的コンサルタントでした。また潰れない会社にするために、どんぶり勘定にならない財務を社長自身に徹底的に教えこみました。本書は、一倉先生の継承者が未だ色褪せない一倉理論の根幹に現代の経営にアレンジした箇所を加えてコンパクトに纏めたものです。若い経営者と金融機関職員に経営入門として薦めます2020/03/15
るるぴん
5
起きることは全て社長の責任、自分以外は全てお客様である、社長が一番のユーザーにならなきゃだめ、穴熊社長など以ての外、御用聞きに徹せよ。とバッサリ。決算書が読めないとちゃんとした事業計画もたてられないからそこは重点的にご指導されたらしい。MBA留学などない時代、こんなカリスマコンサルが日本にいた事が驚き。youtubeにも動画がアップされている。熱血ぶりが伝わってきた。一倉先生の元で学び、超一流大企業へと変貌を遂げた中小企業もあるとか。今でも十分に通用する一倉哲学です。2021/05/10
黒頭巾ちゃん
4
耳読▼ポストも赤いのも社長の責任▼自分以外はお客様。天動説経営2023/02/04
hiyu
3
事業継続のためのとことんまでの実践主義。社長とは何ぞやと、その在り方を追求する姿は伝聞情報であってもすごい迫力を感じる2022/11/01
ゆう
3
★★★★★ 事業継続をするための重要な要素がふんだんに盛り込まれている。お客様目線がなによりも大切で、いかにお客様の満足を満たすことができるのか。それが会社が提供する価値である。そして盤石経営のためのお金の考え方も手に入れることができる。資金運用計画などは数字に慣れていないとよく分からないが、これは勉強する価値のある考え方だ。まだまだ学ぶ必要があることがたくさんある。だからこそ面白い!2020/02/13