感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
16
Audiobookにて。帝王学三つの柱。①原理原則を教えてもらう師をもつこと②直言してくれる側近をもつこと③ よき幕賓(ばくひん)をもつこと。本書は中国古典、日本政財界の事例を多数紹介するが、結局は自身の鑑識眼が最重要と説き、帝王学は自助努力では成立しないとする。著者は昭和史最大の黒幕安岡正篤の高弟である伊藤肇。成る程、真の帝王学とは裾野が広い学問ではないのだと実感した。2019/02/03
hiyu
6
硬派な文章で読みごたえがあった。著者が指摘していることは大きく3つ、すなわち、「原理原則を教えてもらう師をもつこと」「直言してくれる側近をもつこと」「よき幕賓をもつこと」である。そしてこれらに関連する内容が展開されている。若い頃に読んでみていたらどう感じていたかどうか想像はできないが、今の年になって目を通してみると、自身の至らなさが強く浮き出てしまう。今からでも遅くないと信じたい。2018/12/27
K
4
格言が多くて俺好み。秘書の話が面白かった。2018/09/08
タテ
1
安岡正篤の高弟、伊藤肇が著者。安岡正篤から教えられた帝王学を3部構成で解説。ちなみに、その3つは、以下のとおり。①原理原則を教えてもらう師をもつこと②直言してくれる側近をもつこと③よき幕賓(ばくひん)をもつこと。日本の昔の財界人(中山素平、鮎川義介など)のエピソードや、史実、時々中国の古典とかいろんな話を引き合いに出しながら、展開される文章はかなり難しかったです。(日本語が出来ないので、都度、携帯辞書片手に翻訳)色々と参考になりましたが、特に参考になったのは、3章の幕賓になる条件について、すごい腹落ちした2017/07/25
Take
0
書店で気になったので購入した1冊。p129の初めに模倣ありきの節はよかった。また読み直したい本である。2021/04/30