内容説明
与えすぎない教育が「自分で決めてできる」力を育みます。
目次
プロローグ なぜ「ヒマ・貧乏・お手伝い」なのか?
1章 子どもたちに与えすぎていませんか?(与えすぎる日本の親たち;「指示」を与えすぎない―ほしいのは自己判断力、主体性 ほか)
2章 子どもたちに、本当に与えたいもの―ヒマ・貧乏・お手伝い(お手伝い―家事や仕事を分担させる;貧乏―あえて足りない環境をつくる ほか)
3章 グローバル社会に向けたトレーニング―放牧型イベントマネジメント(自由と制限の子育て4パターン―「ケージ」「放流」「室内」「放牧」型;放牧型イベント―家族編 ほか)
4章 「ヒマ・貧乏・お手伝い」で親も笑顔になれる(楽しい子育てへの4原則;よき応援団となるために)
エピローグ 娘たちからの手紙
著者等紹介
三谷宏治[ミタニコウジ]
K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院主任教授(MBAプログラム)。早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学客員教授。1964年大阪生まれ。2歳半から福井で育つ。東京大学理学部物理学科卒業。INSEAD(フォンテーヌブロー校)MBA修了。19年半、ボストンコンサルティンググループ、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003~06年までアクセンチュア戦略グループを統括。2006年から教育の世界に転じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カッパ
20
【118】325【◯】【感想】お手伝いよりも勉強という家庭が多いという。なんていう私も手伝いをする暇があったら勉強しろという家庭で育った。なんて生きる力が弱かったとだろうと今は思う。悲しいことに育つ家庭は選べない。でも親も万能ではないから知らないのもある。貧乏、ヒマ、お手伝い与えるとだろうと良いとのこと。できなくはなさそう。2017/04/03
アルカリオン
9
KindleUnlimited 「『お手伝い』は当然やらなければならないことであり、最優先。『お手伝い』ができていない状態で『勉強』なんかしてはいけない」2022/01/27
多読多量連投が日課だった
2
中国追い越しそうなインドの人口の方が問題だ。2017/05/14
もやもやもやもや
2
ヒマ・忙しいという軸と、貧乏・リッチという軸で分けたときに、ヒマで貧乏な「放牧型」の育児が、子供の工夫と判断の力を養う、そのためには与えすぎない(指示、予定、モノ、カネ、答え、勉強、夢)、「お手伝い」を最優先にさせる。 今の若者の「指示待ち」な感じを見るにつけ、親が、社会がそのように育てているんじゃないかという気もするので、この本が言わんとしていることは当たっていると思う。我が家でも少し取り入れてみたいと思う本だった。 読み物としても面白い。2017/04/19
フジイ☆インザスカイ
1
自分で決めて選ぶ。チャレンジした結果を受けとめる。家庭でのお手伝い経験がどれだけ意義あることかをデータと体験談で解説した一冊。三谷家が親子ともに数知れぬ面倒なことを乗り越えてきたことは想像に難くない、けれどそれ以上に小さい頃から人生がすべて自分ごとで育ったこの子どもたちの生活、読んでいてワクワクしてしまう!2017/04/02