内容説明
子どもを甘やかさず、大目に見ず、徹底して「一人前扱い」することで子どもの可能性は引き出せる。人気保育園コビープリスクール創始者が語る子育て珠玉の知恵。
目次
1 できるのが当たり前と言えば、子どもはできる(割れないと思うから粗末に扱うのよ、割れると思えば大切に扱うものよ。;お兄ちゃんにいいものを使わせれば、下の子は自然にものを大切にするようになる。 ほか)
2 小学校からでは遅すぎる(ナイフとフォークでハーフコースを食べさせなさい。;破いてもいい絵だから被かれるのよ、本物の絵を飾りなさい。 ほか)
3 子どもに憧れられなかったら大人失格(かけっこでは、絶対子どもに負けちゃダメよ。;「大きくなったら先生と結婚したい」、そう言われる存在になりなさい。 ほか)
4 花を描くために花の種をまく(子どもに嘘を教えてはダメよ。;ちぎり絵をやるなら、花の種からまきなさい。 ほか)
5 さようなら典子先生(大師山報恩寺;長谷寺 ほか)
著者等紹介
山田清機[ヤマダセイキ]
1963年富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。鉄鋼メーカー、出版社勤務を経て独立。『プレジデント』『プレジデントファミリー』『アエラ』『婦人公論』などで活躍。人物取材を得意とする。『東京タクシードライバー』(朝日新聞出版)で第13回新潮ドキュメント賞にノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくろう
16
とても素敵な一冊でした。私ものりこ先生のようなスーパー保育士になりたい。何度も読み返す一冊になりそうです。2016/04/24
えな
8
抜粋。最後が一番大事だなと。 ・自分だけがいいんじゃなくて、みんなが気持ちよく過ごせることがルール ・よく切れる包丁を使わせて、大怪我じゃない程度の怪我をさせた方がいい。 ・破いてもいい絵だから破かれる。本物の絵を。 ・「それは危ないからダメ」はその瞬間に言う。理由は後で説明すればわかる。 ・名人の落語から間を学ぶ ・間違って覚えたものを修正するのは大変。最初から正しいことをきちんと教える。 ・子供と一緒になって楽しめ2019/03/20
てくてく
3
何でもできる人っているんだ、というのが読後感。思うことを思うがままに試すことができた環境はあるとは思うものの、それを活用する能力と意欲がすごい。2017/08/06