内容説明
才能がなくても、遅咲きでも、勝てる方法はあります!
目次
第1章 遠回りという素晴らしい生き方(早熟型と晩成型;乗り越える喜びを知らない早熟型の不幸 ほか)
第2章 好きなことをやりましょう(大事なのは才能より好きかどうか;スケートがいちばん好きだった ほか)
第3章 壁はこうすれば越えられる(練習は裏切らない;必要な努力の量を見極めるのは難しい ほか)
第4章 本番で力を発揮するには(練習で一二〇点とれなければ本番で一〇〇点は無理;絶好調は危険 ほか)
第5章 私が尊敬する遅咲きの人たち(圧倒的な存在感―市村正親さん;真っ直ぐな人―葛西紀明さん ほか)
著者等紹介
鈴木明子[スズキアキコ]
愛知県豊橋市出身。1985年生まれ。161センチ。東北福祉大学卒。6歳からスケートをはじめ、15歳で全日本選手権4位となり注目を集める。10代後半は体調を崩し、大会に出られない時期もあったが、2004年に見事復帰。2006~2007年ユニバーシアード冬季大会で優勝。2009~2010グランプリシリーズ(中国)初優勝。世界のトップ選手の仲間入りを果たす。同年グランプリファイナルでは3位、全日本選手権では2位となり、念願のバンクーバーオリンピックの代表の座を勝ち取った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D21 レム
32
「フィギュアスケートは練習量の差が実力が直結する競技」「できるのに練習を控えるというのは想像以上にたいへん」「成功する秘訣は、成功するまで努力をやめない」「自分の願望をただ念じていたり紙に書いたものを眺めるだけで、それが現実になるとは思えません」「素直な人間ほど逆境に強い。ぜひ覚えておいて下さい」「スランプに陥ったら、できることとできないことをきちんと整理する」「自分のためでなく私のために滑って」と言った母。本の後半になってやっと、あっこちゃんの強さがむくむくと出て来て、心にぐんぐん入ってきた。素敵。2015/06/18
澤水月
22
晩成ということについて、市村正親や葛西紀明への思い。拒食に至り回復した経緯が分かる。英語でネイティブに話す第一歩「ラベンダーアールグレイティーラテ」が通じるまでの頑張りが面白い。アスリート側に立った取材をしたいという気持ちを応援したい。一つだけ気がかりな感じがしたのは、お母様とコーチの存在がとても大きく壁を乗り越える力になっているのが行間の端々から窺えすぎ、そのお二人なしでも独りで歩めるだろうか…など。ゆっくり、しっかり見つめて行かれると思いますが2015/07/06
naobana2
21
サインをいただいてから読んでなかった。晩成型だった選手時代の話。早熟型と晩成型の違い。浅田真央選手は早熟型でありながら努力家だった。好きなことを続けること。2015/03/08
宇宙のファンタじじい
11
本も良かったのですが、サイン会でお会いした鈴木明子さんがとても素敵な方でした。あの物腰が柔らかさは、きっと著書にあるような、努力とかストイックさによって、壁を乗り越えてきたところから来ているのかなと思いました。2014/11/15
杏子
10
フィギュアスケートだけじゃなくて、いろんなことに迷っている人や悩んでいる人に対して、大きな後押しをしてくれるような内容になっていると思いました。鈴木さんの生きてきた道筋も知ることができ、一石二鳥ですね。2018/04/24