内容説明
危急存亡の秋―。人は、組織はいかに生きるべきか?ビジネスに、人生に役立つ「戦略」の古典をいま読み直す。
目次
『孫子』(始計篇;作戦篇;謀攻篇;軍形篇;兵勢篇;虚実篇;軍争篇;九変篇;行軍篇;地形篇;九地篇;火攻篇;用間篇)
『呉子』(図国篇;料敵篇;治兵篇;論将篇;応変篇;励士篇)
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
著述業(中国文学者)。昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了
守屋淳[モリヤアツシ]
著述業。昭和40年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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flat
5
孫子の考え方は道理に適い腑に落ちやすくビジネスにその理論を適用しやすいというのが現代のビジネスマンに読まれる理由なのだろうと思う。呉子も長期を見越した視点に立っており、この点はもう少し評価されても良いのではないかと思った。2019/03/24
ほぺむ
3
コラムの内容が面白い。 孫子をビジネスに?と思うといつも気になるのだが昨今のご時世で背水の陣は無理なわけで、仕事に命をかけさせるのにはどうしたらいいのだろうか。もはや強制はできないので、今回初読の呉子の内容が人員のモチベーションアップのヒントになる気がした。事業の方針にはどれも視点を変えれば参考になりそう。2024/02/29
ごみくず
3
通読2★5.守屋親子注釈の武経七書の孫子・呉子。定本は『明本武経七書直解』。事例の引用や解説が充実しており非常に分かり易い為、入門書としてよい。呉子は部下のマネジメントや徳や情による人心掌握を主としているが散逸した編が多く悔やまれる。孫臏兵法には触れない。呉子は兵士や人民に忠誠を誓わせるために「道、義、礼、仁」の4つの徳を重視し、慎重に占いまでして戦争を始める事で人心を大事にしているように見せよと訴えた2022/08/26
dexter4620
1
守屋親子に孫子・呉子の解説書。本書はボリュームを多くせず、他の歴史書や兵法書を紐解きながらコンパクトにまとめてくれている事に意味があると思います。この親子が武経七書を網羅した解説本を出してくれていることに感謝。次巻が楽しみでなりません。2023/08/11
図書館おじさん
1
戦争は極力するな、やるなら徹底的に考えろ。 とにかく人の命は大事だぞ