内容説明
空白の市場を埋める新商品を生み出すには?若手社員はどうすれば組織内で成長できるか?「キリンフリー」を大ヒットさせた20代女子社員カジワラさんに聞いてみよう!―。
目次
エピソード1 旅立ちのステージ(ユニリーバから新天地を求めてキリンビールへ;開発した商品が「終売」になり大ショック;二五歳の女子社員が「完全ノンアルコールビール」の主担当になった ほか)
エピソード2 試練のステージ(中味チームも苦闘が始まる;自信作の基本コンセプトが経営会議でダメ出しされる;ダメ出しの連続にプロジェクトは迷走を続けた)
エピソード3 帰還のステージ(ついに見つけた「0.00」のコピー;「キリンのプリウス」ということばが社長を動かした;前代未聞!ビール会社が「海ほたるでの商品発表会」;顧客と「握手できる商品」は「新しい市場」を開拓できる)
著者等紹介
勝見明[カツミアキラ]
ジャーナリスト。1952年、神奈川県逗子市生まれ。東京大学教養学部中退。主にビジネス分野で「成果を出させる仕事の仕方」「チーム力を引き出すリーダーシップ」「人がマネできないアイデアを生む発想法」などを中心に執筆・講演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tommy
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世界初のアルコール0.00%ビールテイスト飲料、キリンフリーの開発物語。 よくあるエピソードまとめじゃなくて、実際に開発に関わった人の生の声を中心に進めてた展開はよかった。 ただマーケティング、広報とかビジネス的な側面にフォーカスしてたからもう少し中身の開発の話も欲しかったかな。 ただ誤植が数カ所あって萎える。プレジデントレベルってことか。2014/10/18
Marie Sato
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ビールの新商品をつり革広告やテレビで知る時のときめきに特別な思いがある同士には、キリンビールの製品開発の一部を覗けるこの本はグッとくるはず。ひとつのことをあれこれ考えて深めていく先々にある「あ、これか!」という体験は、「思考のけもの道」というのですね、簡単にはたどり着けない境地らしい。遠回りにみえるけれど、ヒット商品として結実しているのだから、芽がでない日々もくさらずやりすごせるかな…と思ったり。2013/11/14
nagisa-shiosai1986
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キリンフリー誕生秘話。この手の本にありがちな苦労話ではなく、その時その時がどのような心理状態だったのか、よくわかる。12/02/29-272012/02/29
furuttto
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仕事術、と題しているが、暗黙知を形式知まで落とし込めていなかったため、あまりすぐ生かせるものではなかった。どちらかと言うと、20代女性社員や若手をマネジメントする側へ向けた本、という印象。たぶん著者は頭のいいかたなんだろうが、あまり物語りはうまくなく、あまり学びもないなんとも微妙な一冊だった。キリンらしい「熱さ」みたいなものにあまりなじめなかったのも微妙に感じた一因かもしれない。。。2012/01/22