内容説明
筑紫哲也さん、吉田都さん、坂東玉三郎さん、釜本邦茂さん、フィデル・カストロ氏、スティーブ・ジョブズ氏、クリント・イーストウッド氏、ウォルター・クロンカイト氏、さらには原発を止めるよう命じた裁判長の告白もあれば、九・一一後の熱狂に立ち向かって死んでいったジャーナリストの物語、日米をつなぐ奇跡のような人間のつながりもあります。中には私のごく個人的な体験談も入っていますが、ほとんどは私が直接向き合った人々からこぼれ出た思いや、彼らが明かした人生の物語です。
目次
第1章 三・一一と九・一一が教えてくれるヒント(有事の言葉―報道の舞台裏・大震災をどう伝えたか;原発を止めろと命じた裁判長―ただひとり原発にノーと言えた理由;九・一一後の核テロの恐怖―元CIA工作員が最も恐れていること;ブッシュの言葉、オバマの言葉―演説に隠された信者たちへの暗号とは;帰還兵たちの悲惨―現代の戦争が生み出した新たな悲しみ)
第2章 日米のジャーナリストたちが語るヒント(あるジャーナリストの死―熱狂の中の冷静「なぜアメリカは憎まれるのか」;ローキー―真実は小さな声で語られる;多事争論の話―筑紫哲也が向き合った言葉の秘密;インタビューの神様―ウォーターゲート事件を暴いた記者の今)
第3章 この時代を生き抜くヒント(二十五年目の登山―御巣鷹の尾根に登り続ける母の思い;裁判長の孤独―死刑か無期懲役か 裁判長が流した涙;カッティヴェリア―組織の中で「個」を貫く生き方とは;カッティヴェリアに会いに行く―伝説のストライカーが語る一流の条件とは;玉三郎の見た中国―なぜ「中国人はラテン系」なのか;吉田都の世界―キューバで会った革命家の肉声)
第4章 内なる声から聞こえるヒント(内なる声―スティーブ・ジョブズが語る成功の秘訣;ハリウッドから遠く離れて―イーストウッド監督が老年に味わう充実;百八通の手紙―映画『硫黄島からの手紙』が起こした奇跡;戦場のスケッチブック)
第5章 『ぼくは見ておこう』からのヒント(夢―小さなサークルから生まれた大きな監督たち;宇宙飛行士になれなかった日―体と心をさんざん覗かれたあげくに;ドリンキング・ライフ―酒豪列伝 人はなぜ酒を飲むのか;『ぼくは見ておこう』の話―糸井重里が名づけたタイトルの本当の意味)
著者等紹介
松原耕二[マツバラコウジ]
1960年、山口県生まれ。福岡県立修猷館高校、早稲田大学政経学部卒業。1984年TBS入社。社会部記者、『筑築哲也NEWS23』、『報道特集』ディレクター、経済部記者などを経て、1997年から2001年まで夕方の報道番組『ニュースの森』のメインキャスターに。その後、同番組の編集長となり、2004年から2008年までニューヨーク支局長として米国に赴任。帰国後、2010年4月から『NEWS23クロス』のメインキャスターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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