内容説明
戦略とは捨てることなり。iphone、スターバックス、COACH、キンドル、フェデックス、新聞、格安航空会社、ATM…大成功してのち大失敗した商品、大成功しそうでしなかった商品、すべて「トレードオフ」で説明できる。
目次
第1部 上質と手軽の天秤(上質か手軽か;取拾選択;不毛地帯と幻影;カメラ付き携帯の衝撃)
第2部 勝者と敗者(上質の頂点;手軽の頂点;奈落;最悪の選択)
第3部 二者択一の決断(イノベーション;破局;光明;戦略;あなた自身の強み)
著者等紹介
メイニー,ケビン[メイニー,ケビン][Maney,Kevin]
USA Todayのテクノロジーコラムニストを振り出しに、Fortune、The Atlanticなどに執筆。2007年、コンデナスト社が鳴り物入りで創刊したビジネス誌、Cond´e Nast Portfolioの専属記者として迎えられた(同誌は09年に休刊)
有賀裕子[アルガユウコ]
東京大学法学部卒業。ロンドン・ビジネススクール経営学修士(MBA)。通信会社勤務を経て、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
44
少し年代が古いが上質と手軽さという視点は、ちっとも陳腐化せずに新鮮に感じた。事例がちょっと古い分、結果がわかっていて興味深い。2019/09/30
はるき
30
高いからこそ価値がある物と早い安いで支持される物がある。競争で価格帯が変わる物がるのは当たり前だが、安易な価格競争はブランドの価値を破壊する。難しい話は置いておいて、読み物として面白かった。2017/04/14
犬こ
23
上質か、手軽か。両方を求めようとした企業は失敗する傾向にあり、ということで世の中はトレードオフで成っており、高級と手軽さを求めたコーチは停滞、高級さを求めるヴィトン、お手軽さを求めるユニクロは成功。長く続かせるためには、上質、手軽のどちらかの専門であり続けよと、なるほど。2017/08/03
手押し戦車
14
経験、オーラ、個性の足し算により上質度が決り愛される。手軽さは簡単に手に入ったり便利なほど高まり安いほど多くの人が手に入れやすくなる。望むものを最も簡単に手に入れる手段を消費者に提供すれば、必要とされ消費者の習慣の一部を狙う。上下どちらに進むか退場するか。中途半端は立ち往生し欲張って上質と手軽さを取ると泥沼にはまる。上質と手軽さの定義は時間とともに変わる相対的で、手軽さで成功してもさらに手軽なものが出て来てしまう。変化する状況に対してどっちを選ぶか判断し直していく。何が上質か何が手軽かを選ぶのは消費者2015/01/23
スプリント
11
上質をとるか、手軽をとるか。 マーケティング戦略によりどちらも正解ではありますが、 ブランド確立後に切り替えようとすると失敗する事例の方が多そうです。2018/12/23