プレゼントの経済学―なぜ、あげた額よりもらう額は少なく感じるのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 168,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833419215
  • NDC分類 331.87
  • Cコード C0033

目次

「よろこばせたい」×「うれしくない」=ムダ?
あなたにあげたそれ、いくらしたと思う?
クリスマス消費はクリスマス浪費
もらったとたんに価値が目減りする!
政府はなぜ現物支給にこだわるのか?
世界を席巻した「贈り物」資本主義
ムダ遣いは100年前から続いている
借金をしてまでプレゼントを買いますか?
贈り物は義務か?贅沢か?
サンタクロースはセールスマン
それでも消費は善なのか?
現金と商品券で贈りも物の効率アップ
なぜビル・ゲイツは巨額の寄付をするのか?
贈り物で「世直し」をしよう!

著者等紹介

ウォルドフォーゲル,ジョエル[ウォルドフォーゲル,ジョエル][Waldfogel,Joel]
ペンシルバニア大学ウォートン・スクール教授。1990年、スタンフォード大学より博士号取得。イェール大学経済学部助教授を経て現職。1997年、2007年には世界銀行のプロジェクトにコンサルタントとしてかかわる

矢羽野薫[ヤハノカオル]
慶応義塾大学法学部卒業。会社勤務を経て、ノンフィクション翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らららん

3
とてもよみやすく、経済学が苦手でも十分理解できます。結論部分は、私も賛成です。日本では慈善活動は欧米ほど盛んではないですが、関心のある人は多いはず 。著者の考える方法だと、堅苦しく考えなくて人のためになるのですごくいい考えだと思いました。2015/12/25

Humbaba

3
プレゼントはそれを上げた時点で効用が10%以上も低下する.それが普段連絡を取らない相手であれば,低下率はさらに大きくなる.それを解決する最も簡易な手段は現金を渡すことだが,それは心理的障壁が強く働く.プレゼントという習慣はマイナスが大きいが,無視するには社会の規範が強すぎる.2010/10/02

真夏みのり

2
すごくいいところと、すごくイマイチなところがあるおもしろい本。総合的にいえば◎です。おもしろいし、勉強になります! ただ著者の提唱するアイデア(商品券がのぞましいなど)は、センスのある人はとっくにやっているのではないでしょうか。ところどころセンスのなさを感じるところもまたいい本です。プレゼントの3つの目的には、思わず膝を打ちました。再分配、誘導、善意。最後に一言申し上げるとすれば、自転車の命名権は誰も喜ばないと思います。2011/03/09

けんとまん1007

2
なるほど、こういう切り口があったか・・・と納得。そういわれてみればと思った。プレゼントは確かに、贈るほうの自己満足という要素もあるなあ~、ちょっと考えてみないとと思う。ただし、無駄の効用ということもあるしなあ~。2010/09/22

(@_@)

1
もらっても嬉しくないプレゼントをクレジットカードで借金してまで買う、そんなクリスマスに疑問を持った経済学者による一冊。「もらったプレゼント小売価格1ドルに対して平均25セントなら支払うというアンケート結果」「教育されたティーンエイジャーは祖母のプレゼントには喜んで驚くふりをする」など、クリスマスは毎年数百億ドルの損失をうんでいるといえる。理想は自分で欲しいことにさえ気づいていなかったようなサプライズを贈ることだが、慈善ギフトカードなどの普及を加速させることで世界はもっと幸せになるかもしれない。2019/04/18

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