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キミの名前―箱庭旅団

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569821696
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

あらゆる世界に物語はある――思わずゾクッとするホラーテイストな話から、ほろっとくる感動ストーリーまで、直木賞作家が綴る連作集。

【著者紹介】
作家

内容説明

物語はいつまでも終わらない―直木賞作家が綴る、切なくて心温まる連作短篇集。

著者等紹介

朱川湊人[シュカワミナト]
1963年、大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒。出版社勤務を経て、2002年、「フクロウ男」で第41回オール讀物推理小説新人賞を受賞。翌03年、「白い部屋で月の歌を」で第10回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。初の著書となった『都市伝説セピア』が第130回直木賞候補となり、05年、『花まんま』で第133回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けい

93
様々な時、様々な場所、不思議な感覚で読み手を導いてくれた『箱庭旅団』の旅もいよいよ終了かな?SF物からホラーまで不思議な統一感で綴られる短編集。できれば、このままずっとこの世界観に浸っていたい!そんな気させらてしまうこのシリーズ。いつも戻ってこれなくなるんじゃないかと?不安に思っていましたが、今作は安心。朱川さんのはからいで、ちゃんと戻ってこれます。楽しい時間を過ごせた一冊でした。2015/01/27

kishikan

84
「箱庭旅団」もこれで旅の終わりになってしまうのかな。「(自分のベッドに)帰るからこそ、旅なのさ」時と空間を超え、いろいろな世界を旅してきたこの物語にも一応ピリオド。でも表紙に「物語はいつまでも終わらない」とあるので、このシリーズの続編もあるのかな、と淡い期待。今回は短編14編で構成。関連した話もあるけど、旅先での話なので基本は独立した物語(過去の2作品を含め全てチェックしてはいないけど)。ほろりとくる話、にんまりする話、ちょい不気味な話も。「跨線橋の秋」「鬼が来る正月」「サトミを泣かせるな」がお気に入り。2015/04/05

Gemi

70
はぁ…不思議だったり笑えたり切なかったりと色々なシーンを巡る旅が終わった。朱川さんの「箱庭旅団」シリーズの3作目。軽妙でテンポも良く、ノンジャンルな超短編集。もっともっと!と欲しがってしまう自分がいた。メランコリックでノスタルジックな気分を味わえる旅がこれで終わりとなるととても寂しい。しかしまぁなんだ、いい夢を見させてもらった。「自分のベッドを忘れてまで流れ続けるのは、旅とは言わないよ。それはただの漂泊さ」朱川さんの評価がグンっとあがったシリーズだった。『endless journey with you』2016/10/21

ちはや@灯れ松明の火

70
いくつもの壁を飛び越えて、いくつもの世界を旅してきた。君と一緒に、ずっと。少年と白馬、時に姿を変え、時にふれあい言葉を交わしても、決して留まることなく。優しい魔女の呪文コブラギンブラ、ホラー作家とバッグ地縛霊のルームシェア、世間が浮かれる聖誕祭に凶器攻撃。空っぽだったブリキの胸が疼く。星に帰っていった愛猫、土へと還れなくなった愛犬、バルル原理の上に成り立つ輪廻。果てない旅を続けるのは、箱庭の向こうに、いつか戻るベッドが待っているから。君の名前が夜明けの夢のようにほどけて、ひとりの旅を始める勇気に変わる。 2015/01/27

Yoshihiko

67
連作短編。はじめて読みましたが、非常に面白い興味深い世界でした。前作があるようなので、そちらもこれから読んでみようと思います。2015/01/17

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