目次
左伝
戦国策
史記
三国志
十八史略
孫子
呉子
六韜・三略
諸葛亮集
三十六計〔ほか〕
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
著述業(中国文学者)。昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了
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感想・レビュー
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カブトムシ
17
私は完本になる前の12編の時に、この本の原本を愛読した。1988年には、新潮文庫に入れられた。「孫子」「老子」「荘子」「韓非子」……「論語」などである。今は、24編になって、完本となっている。中国古典の全体像を把握するには、この本は最適である。説明も分かり易い。谷沢永一は、中国古典で2つ選ぶとすると「論語」と「孫子」であるという。「論語」は、孔子の言行録である。また、「孫子」は兵法軍事に焦点を絞り、エキス化したものである。守屋洋は、私の若い頃に中国古典を分かり易い日本語に翻訳して沢山の出版をした人である。
おせきはん
12
バランス感覚や中庸さ、寛容さの大切さ、相手を追い詰めない、成功の報酬は人に譲る、相手に与えた利益の見返りを求めないなど、人間関係を高めるための教訓に富む中国古典のエッセンスがまとめられていて、味わい深い内容でした。2019/08/26
Roy
6
中国古典のエッセンスがコンパクトにまとめられている。内容は高校時代に読んだ知的生き方文庫の各書に乗っていたものとさほど変わらないが、中には普段あまり目にしない文献からの抜粋もあり。一冊流し読みするにはちょうど良い。歳月を経てまた古典を読むと味わいも変わってくる。折を見て読み返したい。2020/08/21
hiyu
5
結構な量ではある。だが、中国古典のエッセンスを分かりやすく示されているので読みやすい。荘子についつい興味を惹かれてしまった。2024/06/21
ginkan2
3
コンパクトにまとめられており、分かりやすかった。 生きていく上での知恵、同じ意味を違う言い方で何世代を伝えられてきたのですね。昔の日本人はこれらの古典で学び、現代人はビジネス書で学んでいるのかもしれません。 前に出ず人に譲ること、忍ぶこと、行き過ぎないこと、泰然と構えること。。。 今の自分が心しなければならない言葉が沢山見つかりました。2019/01/22