内容説明
本書は、織畑基一が日本企業での長年にわたるコンサルティング経験をもとに、革新への弊害となっている二〇世紀型遺伝子を、永続成長と社会的価値のある二一世紀型企業への脱皮のためにはどう組み換えるべきかを解説し、在欧のコンサルタントとして活躍している織畑涼子が、若くフレッシュな立場から欧州企業がどう企業革新を進め、新しい遺伝子の組み換えに成功しているかについて述べるという二部構成になっている。
目次
日本企業が行うべき経営革新とは何か
1 会社が変えられない理由は「足元」にある(景気が悪いから業績が悪いのか;会社を変える原点は人の「行動」にある;革新を促す意識・行動基盤の貧困さ;トップが犯すミスは何か)
2 さあ、「足元」からの革新だ!(革新には、まず断固たる「覚悟」が必要;社員の自立精神を喚起する;創発を生むため、自立心を自律心に変換する;革新を実行するために、当事者がなすべきこと;合理主義で「正しい」行動を起こす;革新を成功させるリーダーシップ)
著者等紹介
織畑基一[オリハタモトカズ]
1939年生まれ。東京大学工学部応用物理系卒。カリフォルニア大学大学院修了(経営科学修士)。東京工業大学学術博士。三菱商事(株)を経て、ボストン・コンサルティング・グループ日本代表、ブーズ・アレン&ハミルトン社の本社パートナーなどを務めた後、独立。現在、(株)コーポレート・イノベーション代表取締役。経営コンサルタントのかたわら、多摩大学社会人大学院においても教鞭をとる
織畑涼子[オリハタリョウコ]
1971年生まれ。慶応義塾大学環境情報学部卒。仏国INSEADにてMBA取得。SE(システムエンジニア)を勤めた後、経営コンサルティングに従事。現在は、欧州IBM本社経営企画部において、米国本社経営企画部と共に、経営戦略企画、マーケティング戦略企画、財務計画管理に携わる。(株)コーポレート・イノベーション取締役。ロンドン在住
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