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内容説明
中国四千年の歴史で最も安定した時代「貞観の治」を演出した、名君と、それを取り巻く名家臣たち―上司と部下の関係学、組織運営の妙。リーダー学の宝庫が、いま扉を聞く。
目次
解題 唐の太宗と補佐役たち
序章 創業か守成かを問う
1章 安きに居りて危うきを思う
2章 率先垂範、わが身を正す
3章 臣下の諌言に耳を傾ける
4章 人材を育成し、登用し、活用する
5章 明君と暗君とを分かつもの
6章 初心、忘るべからず
7章 有終の美を飾らん
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
著述業(中国文学者)。昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sho watabe
7
依然文庫サイズのものを読んだことがあるが、こちらの方が著者の解説が多い。 まもりのイメージの強い太宗が用兵の天才であったというのは意外であった。 このことから私の勝手な推測であるが、太宗は本来「攻め」の人間であったのではないか。 魏徴ら優秀な人物を得て、彼らの諌言を素直に聞き入れることで自分に不足していた「守り」を補うことができたのだと思う。 完璧な人間というのはいない。 自分にないものを持っている人と協力することが重要。 しかしそのためには、自分を磨き続けなければ、優れた人物は集まらない。2020/02/06
たかしくん。
7
組織運営、マネジメントの心得を、唐の「大宗」とその側近たちの諫言から学ぶ。また、この本は、現代語訳、漢文読みが並列されていて、思わす声に出したい気分になります。更に、解説では「論語」や「書経」等からの類似の言葉が紹介され、大変興味深く読むことが出来ました。2014/05/03
hiyu
6
非常に読みやすいという印象が残る。帝王学を意識しなくても、組織のどの立場であっても参考になる。幾度となく読み返しても違う感情や感想が生じるものである。2019/01/02
dexter4620
1
安定の守屋洋先生の著。貞観政要のエッセンスがうまくまとめられており、巻末の魏徴と太宗のやり取りは本当にためになります。再読棚入りは確定。1年後くらいに改めて読んでみたいと思います。2023/12/08
みろり
1
諫言に耳を傾ける、初心を忘れない、言葉に気を付ける、人材を育成・収集する2013/01/31