内容説明
現代短歌を代表する14名の歌人―その人と作品の魅力を、豊富な例歌を通して具体的に明快に語る。現代短歌の世界を一望に収めた短歌入門者必読の書。
目次
宮柊二―その持続への意志
近藤芳美―その等距離的視点
坪野哲久―その内面の逆転劇
佐藤佐太郎―その寂寥の推移・展開
斎藤史―その同族意識の負と正
葛原妙子―そのあくなき原質像追求
前川佐美雄―そのふる国への賛歌
窪田章一郎―その溢るる善意の行方
木俣修―その北方回帰のリリシズム
山田あき―その社会詠の史的意義
生方たつゑ―その酷薄なる生のあかし
岡井隆―その疾走の韻律
塚本邦雄―その不条理への思念
前登志夫―その斧に寄する頌歌