感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coaf
5
一回目に読んだ時、読み方が悪く、内容が全然頭に入って来なかったし、すぐに忘れてしまったので、二回目の今回は線を引き、簡単な要約を余白に書きながら読み進めた。学術書の読み方が分かった気がする。とはいえ、この読み方は相当に時間と労力を必要とするため、後半になると面倒になって作業量が減少してしまった。内容はよく理解できた。人に説明できるほどではないし、批判もできないけれど。2013/11/17
富士さん
4
世界をありのままに理解するのは不可能だ。世界とは人との接点で行われる理解に他ならない。人は他人を一度自分の人生に取り込んで、理解する。だから、他人とは自分なのだ。しかし、すべての他人を自分が勝手に出来るかと言えばそうではない。他人は自分を他人の人生に取り込んで理解しているので、自分が思った通りにはならない。自分の中の他人は否が応でも更新され続ける。更新は自分を中心にして密疎のスペクトラムになっており、親密な人の更新と疎遠な人の更新は違う。よって、自分の中の他人は自分を中心にした社会的は配置にも影響される。2017/11/11
coaf
4
読みにくかった。内容自体はそれほど難しいわけではないのだが、用語とまわりくどい文章のせいでなかなか頭に入ってこない。日常生活の当たり前のことを必要以上にややこしくする現象学の悪いところが出てしまっている。現象学という学問自体が悪いのではないが、濫用はよくない。冗長で内容の重複も多いので、もう少しコンパクトにしてほしかった。2013/09/11
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