内容説明
女性が自らの身体の主人公として生きられる社会のために。人権回復への叫びと性教育活動への取り組み、権力へのあらがい、そして公害とのたたかい―。渥美半島の小さな村に赴任し地域医療と全身で向き合った女医・北山郁子70年の記録と証言。
目次
1(苦悩する性教育―北欧から西欧をめぐって;“性”を知る―地方に生きる女たち;男の子への性教育;小さな町の診療室から)
2(渡り鳥は結ぶ―アメリカで逢った人びと;農村社会のわたしと住民運動;一九九九年・渥美半島の片隅で;中部電力渥美火力発電所増設反対運動と私)
3(生活のない外来語のかなしみ;父の遺稿集を待ち望む人たち;明平さんとありし半世紀;苦悩する青年の歌―敗戦直後の『みさき』から;生死の分かれ目;杉浦明平先生と短歌;相聞から死まで;私の幼い頃)
4(“短歌”潮風の村からの歌)
著者等紹介
北山郁子[キタヤマイクコ]
1926年、富山市生まれ。東京女子医学専門学校卒業。愛知県田原市江比間町で産婦人科・内科医院を営む
別所興一[ベッショコウイチ]
1939年、愛知県田原市生まれ。愛知県立高校教諭・愛知大学教授を経て現在「愛知県史」特別調査執筆委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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