内容説明
体育・スポーツが、再び軍事の論理に踊らされ、心身そのものを国家に持っていかれないために、いま、可児徳に学ぶ―。NHK大河ドラマ『いだてん』の登場人物・可児徳の生涯を明らかにする初の評伝。
目次
1 ゆらぐ時代 体育・スポーツは誰のために?(学び、体育の教員になろう;坪井玄道と出会う;学校の体育を如何にするか)
2 体育・スポーツに求められるもの(体育教員論や体育論を展開する;しのびよる戦争のための体育に対峙する)
3 女子の体育教育の可能性(女子の体育教員が足りない;女子が体育教員になるためには;女子が体育教員になるための学校をつくる)
著者等紹介
越智久美子[オチクミコ]
1976年生まれ。中京女子大学卒業後、名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程満期退学。大学卒業後、平野俊のペンネームを用いる。2005年、中京女子大学伊達コミュニケーション研究所研究員(現・至学館大学コミュニケーション研究所)。2014年より至学館大学健康科学部健康スポーツ科学科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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