中部大学ブックシリーズアクタ
中欧史エッセンツィア

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  • サイズ A5判/ページ数 145p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784833140621
  • NDC分類 234
  • Cコード C0021

目次

1 概念としての中欧(中欧ということばをめぐって;2つの異なる中欧観)
2 中欧の形成と展開(ローマ教会と皇帝の秩序;キリスト教とヨーロッパ;ヨーロッパの形成;中欧の形成;神聖ローマ帝国と十字軍;中世ポーランド王国;中世のボヘミアとハンガリー;トルコのヨーロッパ侵攻)
3 近代の幕開け(中欧王国の崩壊と2つの帝国;「ゴシック王権」;宗教戦争;ユダヤ人の帰趨;ウェストファミリア条約とその後;対抗宗教改革とイエズス会;中欧近代の逆説;ドイツとポーランド)
4 19世紀から20世紀へ(中欧的絶対主義の成立;ナポレオンとメッテルニヒ;1848年革命;帝国秩序崩壊の芽;オーストリア・ハンガリー二重帝国;ベル・エポック;19世紀の黄昏)

著者等紹介

小島亮[コジマリョウ]
1956年、奈良市に生まれる。1979年、立命館大学文学部卒業。1987年、シカゴ大学客員研究員。1988年より政府交換留学生としてハンガリー科学アカデミー社会学研究所で学ぶ。1991年、国立コシュート・ラヨシュ(現デブレツェン)大学から最優等にて人文学博士号を授与される。ハンガリー科学アカデミー社会学研究所研究員、ハーヴァード大学客員研究員を経て、1993年から95年までリトアニア共和国マグヌス・ヴィタウタス大学人文学部准教授。サントリー文化財団フェローなどを経て、中部大学国際関係学部教授。『アリーナ』編集長。2006年、ハンガリー共和国から「英雄」称号を与えられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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総代

1
中欧史を俯瞰するのにはある程度よいかと。ローマ帝国を「ブランド」とし、オドアケルが破壊をともなわず保存したとする表現はちょっと納得。保存された範囲内としてのドイツ語圏とその辺境としての東欧。この中央と辺境の関係性が、魅力的なんだろーな、僕には。2011/04/06

rbyawa

0
読み終わった面白かった、大学の講義テキストで。まあこの手の本は別個で語れる中世までと明確な区切りや事件がある近代をすぎると急に紙面が足りないような気にもなるんだけれども、そっちはむしろ本もあるので気にしない。中欧というのは「ドイツを中心にした地域」というのが一つの見方でむしろ今の人はドイツ除くほうが一般的だろうが、その変化すらここ一世代の間の激変であって、それ自体が今も定まりきっていない言葉。そして地域。ハンガリーとかポーランドとかが目当てで読んだ。民族ってのは近代の創造物だなぁ、とつくづく思う。2010/04/03

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