内容説明
“生”の不条理と、“死”の不可知性。ペンデレツキの作品に通底するアンビヴァレントな性格を考察し、その独自の音響世界に隠された意味をさぐる。
目次
序章
第1章 ソノリスティカ―クラスターの原形質
第2章 様式引用の問題
第3章 音と言葉の関係
第4章 詞の多元性が意味すること
第5章 “ウトレニア1”に見る死と生の表象
終章
補遺1
補遺2
著者等紹介
黄木千寿子[オウキチズコ]
愛知県立芸術大学音楽研究科作曲専攻(作曲)、及び同作曲専攻(音楽学)修了。大阪大学文学研究科文化表現論専攻(音楽学)博士後期課程修了。文学博士。主な研究テーマは、「ポーランドの宗教音楽」。愛知県立芸術大学、岐阜聖徳学園大学、名古屋学芸大学、各非常勤講師。美学会・日本音楽学会、東方キリスト教学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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