内容説明
ミャンマーの子どもを救え!途上国医療に人生をかけた青年小児外科医と若きスタッフたち。その苦悩と奇蹟の記録。
目次
第1章 決断のとき(ぜんそくもちだった少年時代;反面教師 ほか)
第2章 船出のとき(聴診器一本で出発;「償い」から「感謝」へ ほか)
第3章 成長のとき(メッティーラからワッチェへ;現地のレベルに合わせる ほか)
第4章 進化のとき(サイクロンの爪跡;見落とされている場所へ支援を ほか)
著者等紹介
吉岡秀人[ヨシオカヒデト]
1965年大阪生まれ。大分大学医学部卒。大阪・神奈川の救急病院勤務後、1995~97年ミャンマーで医療活動を行う。1997年~国立岡山病院小児外科、2001年~川崎医科大学小児外科勤務。2003年~ミャンマーで医療活動再開。2004年、国際医療NGO「ジャパンハート」を設立。2006年、「海を越える看護団」を設立。第一回堺・平和貢献賞奨励賞受賞。ETV特集(NHK)、夢の扉(TBS)をはじめテレビ出演多数。朝日新聞「beフロントランナー」、日経新聞「羽ばたく日本のフロントランナー2005」など新聞掲載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょーこ
8
著者のblogでは上から目線についていけないときもある。テレビ情熱大陸では、現地での活動を知り、ただただ感動した。本当に沢山の命を救い、子供たち、ご家族の未来を見つめている。あつい。我が子が日本で生まれたから助かった命。医療の行き届かない国での全力に脱帽です。2015/10/11
アイネット
5
やるかやらないか。やるほうを選び続ける強さ。2015/01/05
ニャニャニャニャ
3
2009年。「人生は三世代の成果祖父母は私の先祖の集大成〜〜そして未来の子孫の成果は、すでに私の代から始まっており、今も未来を創っていると言うことができる。」【不安から眠れない夜はいつも天に語りかけ、神や仏と取り引きした。どうか私を医者にしてほしい、生涯恵まれない人のために働くから、と。】「年を重ねた今は、神仏とは、ただ感謝を捧げる存在であって、頼みごとをする存在ではないということがわかっている。」2016/04/09
大森義範
1
本著は吉岡代表のとてもではないが「アカデミック・スマート」とは程遠い幼少からの生い立ちと、現在の活動内容・自分の哲学の一端を一般向けにわかりやすく書かれた内容だと思います。 どんなに優れた医師でも万能では無いし、 途上国での医療活動なので、日本の医療水準に比べると 吉岡代表には光の裏に影の部分も見えているでしょう。2011/05/13
ぷち
1
図書館で借りた本。率直に言えば、この著者は全ては自己満足で上から物を言う人だと感じた。欧米の支援方法を批判し、日本または自分や自らが作り上げた団体を褒めてばかりだと思った。だが、事実としてこの著者は、自分の信念に基づいてミャンマーの患者や子供達を大勢救っている。私も将来海外で看護活動をする組織の一員に加わりたいと考えているため、この「ジャパンハート」の学生・看護師に対しての事業展開に参加してみようと思う。2015/01/29