内容説明
“不治の病”とさえ言われる吃音の治療法を開発。10本の指で子どもの発音器官に直接働きかけることにより、母音と子音のすべてを創り出していく驚くべき言語障害治療法=ST法の発展と成果を報告。
目次
序章 吃音+器質的構音障害という重複言語障害の恐怖
第1章 小児吃音治療1年半の記録(親とSTとの書簡)
第2章 吃音発生の原因と吃音進行の道すじ
第3章 ST法による吃音治療の理論的背景について
第4章 吃音治療の実際(言語行動と、その記憶定着を基本に)
第5章 ST法ミニ講座十話
第6章 吃音治療を振り返って(ST法に寄せられた言葉)
著者等紹介
高橋〓[タカハシススム]
1964年、下顎骨折で構音障害+吃音再発の重複言語障害者となる。1968年、浜本幸之先生(日本初のASHAライセンス取得)直接の治療を経た後、札幌分院研究室長となり、吃音の共同研究に着手したが、恩師に先立たれる。以後36年、自力で吃音及び構音障害の治療・研究を続け、ST法を確立する。現在、日本ST法協会会長。1999~2000年に日本聴能言語学会で吃音(成人及び小児)、構音障害、音楽療法の学術研究論文発表
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