感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
3
2019年は佐藤良二の生誕90年。今年のさくら道国際ネーチャーランはそれを記念するという話は、聞いていない。2019/01/07
えすてい
2
父親への尊敬と反発はコインの表と裏だと思う。妻に先立たれ男手一つで3人の子供を育てた父親だからでもあろう。母の顔を知らず親イコール父だった佐藤良二に映る父親の二つのイメージ、実は誰でも持ち合わせているのかもしれない。2019/01/08
えすてい
0
国鉄バス名金線の車掌だった佐藤良二。彼が病魔と戦いながら47年という短い生涯の間に2000本もの桜を植え続けたのはなぜか、読んでると心が打たれてくる。挫折感に打ちひしがれながらもひたすら生きる意味を問い続けた一つの帰結点が桜の植樹。バスの車掌を天職として見出すことができ、人に喜んでもらうために植え続けた桜の木。後に神山征二郎監督・篠田三郎主演による映画「さくら」のモデルにもなり、毎年春には名古屋城から兼六園まで36時間以内に走りきる「さくら道国際ネイチャーラン」も彼を顕彰するために続けられている。
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- 和書
- 神は背番号に宿る