内容説明
漁港に育った少年の文学との出会い。思想・運動との交わり。そして“在日文学”をめぐる長き旅へ―。原点から未来へと連なる記憶の物語。
目次
序章 記憶の遠近景―漁港の町の少年篇(始まりの場景;戦争のあとさき ほか)
第1章 文学交友誌―一九五七年~八〇年(同人雑誌『追舟』の発行;丸山静の周辺から ほか)
第2章 文学運動と創造へ―新日本文学会の四十年 文学交友誌2(初めての大会;運動と創作の両輪へ ほか)
第3章 “在日文学”と同時代を並走して―「読む会」と『架橋』一九七七年~ 文学交友誌3(「読む会」の草創期と『架橋』発行;『架橋』一~四号目次 ほか)
終章 後衛を歩きつづけて―社会運動六十年の素描(未成年は変身する;愛知大学生の頃 ほか)
著者等紹介
磯貝治良[イソガイジロウ]
1937年、愛知県知多半島に生まれる。77年より在日朝鮮人作家を読む会を主宰、例会は2023年2月現在477回。文芸誌『架橋』を編集・発行して現在34号。NPO法人「三千里鐵道」副理事長、在日コリアンとの協働を主とした社会運動、プロボクシングセコンドライセンス所持など、サイドワークも多彩に行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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