内容説明
文化十一年、遠州灘で難破。世界最長四百八十四日の漂流の果てに、船頭・重吉を待ちうけていた異形の運命とは…。
著者等紹介
三田村博史[ミタムラヒロシ]
1936年、岐阜県根尾生まれ。愛知学芸(現・教育)大学国語科卒。中部ペンクラブ会長、キャプテン重吉の会会員。第2回石森延男児童文学奨励賞。第4回海外紀行文学賞。第1回中部ペンクラブ文学賞。2004年名古屋市芸術特賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月をみるもの
9
原典である船長日記も読まねば。。 https://twitter.com/bamboo4031/status/13894434360554618922021/05/04
HAL9000
1
良品 ジョン万次郎のほかにも漂流し渡米後帰国した人物がいることは知っていたけれども、どんな人物かは知らなかった。なぜ万次郎のように社会に影響を及ぼすようなことがなかったのだろうと思っていた。なるほど、史上最も長期の漂流で、「果て」てしまったのだ。漂流で死んだ仲間の供養にその後を費やしたのだなあ。重吉の人生の「漂流譚」2014/08/29