目次
第1章 老子のことば(なぜ「水のごとし」なのか;老子は「無為自然」とは言っていない;万物は使い捨て ほか)
第2章 荘子のことば(『荘子』開巻;既成概念の取り壊しが今はじまる;奇想天外な幕開け ほか)
第3章 こんなところに老荘思想(桃源郷の原風景;家康も好んだという名言;二つの勇気 ほか)
著者等紹介
大野出[オオノイズル]
1961年東京生まれ。北海道大学文学部(中国哲学専攻)卒業。筑波大学大学院博士課程日本文化研究学際カリキュラム(哲学・思想研究科)修了。博士(学術)。川越市立博物館準備室学芸員、国際大学助手、筑波大学準研究員(文部技官)、帯広大谷短期大学日本語日本文学科専任講師等々を経て、愛知県立大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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竜王五代の人
2
元が新聞連載だったせいか、解釈が俗っぽいというか浅いというか。老子がなんかしかめつらしく語るうさんくさい本らしいとは感じた。あと、ぜいたくなページの使い方をしているので、連載の全部を収められなかったと嘆かれても当たり前だとしか返せない。2023/09/24
さけフレーク
1
電車内で読むのにお勧め2013/06/10
MECABOO
1
●入門書にもならないし、かと言って画期的な解釈を施している訳でも無い●すなわち、ブックオフ行きであります。2012/12/01
白としろ
0
老子;「天地は不仁なり。万物を以て蒭狗となす。(天地自然は非情である。万物を使い捨てのわらの犬ほどにしか見ていない)」「天下に道有れば、走馬を却けて、以て糞(つちか)う」「大直は屈むがごとし、大功は拙きがごとし」礼(礼儀、形式、面子や体裁)を重んじる人は、思っていた通りに相手が対応しないと腹をたてる。とにかく全編にわたって、人命や地名といった固有名詞が一度も出てこない。老子の足取りは、国境の函谷関で途絶えている。荘子;「人、皆、有用の用を知りて、無用の用を知ること莫きなり」「人の生くるや、憂いと倶に生く」2016/10/25
辛口
0
何度くりかえし読んでも読みやすいので、つい読んでホッとしている本。好きなフレーズは自然と口ずさんだりしちゃって2013/04/25
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- 和書
- わすれていいから