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内容説明
人気者はアシカのみ。地方の小さな水族館。昭和の雰囲気漂うレトロな館。古い、汚い、金はなし。水を得た水族館V字回復ものがたり。
目次
序章
第1章 暗黒の水族館
第2章 改革始動
第3章 「何もない」は「実はある」
第4章 その場に浸かるとマヒをする
第5章 発想の転換で失敗を活かす
第6章 人とのつながり
第7章 輝くための七つのヒント
今後の夢、あとがきに代えて
著者等紹介
小林龍二[コバヤシリュウジ]
1981年(昭和56年)蒲郡市生まれ。地元の蒲郡高校卒業。北里大学水産学部(現海洋生命科学部)を卒業し、Uターン就職して竹島水族館に勤める。様々な改革を繰り返して入館者増を図り、2015年より館長に就任。閉館の話が浮上した過去最低の約12万人から約47万人に年間入館数を回復させた。人間環境大学客員教授、専門学校ルネサンス・ペット・アカデミー講師。「愛知メダカ愛好会」会員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
31
愛知県蒲郡市。 小さい時に親戚の おじさん一家と一緒に 行った記憶が。 その後も2回ほど行ったかな。 そこの竹島水族館。 …。 知らなかった。 潰れかけの水族館を 苦肉の策で…。 美ら海水族館は凄いし、 海遊館には何度も行ったけど、 そう旭川の旭山動物園は 楽しかったなぁ。 そうそう空飛ぶペンギンは シドニーにも。 え〜っと。 お金がなければアイデア。 それも相手目線で。 良かったよん。2020/08/14
あじ
28
“蒲郡みかん”の袋をぶら下げて、廃墟になった建物を縫い歩き【竹島水族館】を訪れたのは約二年前。周辺地域は閑散としていたけれど、館内にはイワシの大群のようなお客さんがいた。当初来館者の減少を危惧しつつも現状に甘んじていた職員たち。士気の回復に一役買ったのは若き館長でした。予算に頼らないローカル水準の目線が新鮮でしたね。タカアシガニの巨大さを目の当たりにしたこと、脇役のウツボやカサゴに親しみを感じたこと、生き物たちの“履歴書”に笑ったこと。来てみて良かった、あの日そう感じた事を思い出しました。★3/52020/08/14
まみ〜
23
愛知県蒲郡市にある小さな水族館の名物館長による、廃館危機から人気水族館になるまでの奮闘記📖✨私、ここの小林館長が大好きでして(笑)地元のテレビで特集する度にしっかり鑑賞してます(笑)お金がなくて満足に設備も整えられない地方の貧乏水族館が、知恵と工夫で来館者数を倍増(いや、それ以上か💡)させるまでの努力と道のりを、面白く、わかりやすく書いてくれてました‼️また、水族館運営だけでなく、他の仕事や人生にも通じるモノがありました👍✨ また竹島水族館行きたいなぁ😌✨2020/10/11
のりすけ
21
わが心のオアシス、たけすい。一度は見てみたい謝罪ショー。コロナ禍の前は年に二回は通ってたのに。コロナでいろいろ大変みたいですが、ぜひとも頑張ってほしいと思います。たけすいから少し行ったところにあるスーパーサンヨネも地元では有名なスーパーなので(蒲郡名産うずまきパンも売ってるよ)足を運んでいただけましたら。( ゚д゚)ハッ! レビューというよりただの蒲郡紹介文になってる……。2021/12/26
GELC
19
今年のお盆休みに竹島に行ったが、圧倒的な展示密度と、他所では見られないユニークなPOPで、非常に高い満足度を絵得られた。本書はそこに至るまでの苦闘の記録。コストカット意識や反骨精神、創意工夫などいろいろとキーワードが心に残っているが、一番は「お客様目線」の徹底。仕事をしているプロ側からは当たり前と思っていることが、お客から見れば非常識なことは、自分に置き換えてみてもたくさんありそう。作ったものも、まずは使ってもらえなければ何も始まらない、何が求められているかを徹底して考えよう。2023/11/28