内容説明
“風化”の試練にさらされる四日市公害問題を、いかにして人々の記憶に刻みつけるか。当時を知る“語り手”と若い“聞き手”が語り合い、公害問題を振り返ることの今日的意義を浮かび上がらせた、「四日市公害を忘れないために」市民塾・土曜講座の記録。
目次
第1回 四日市公害訴訟の意義を考える
第2回 四日市公害訴訟を支えた人たち
第3回 塩浜からみた「四日市公害」
第4回 公害で我が子を失った母の思い
第5回 公害患者として、原告として
第6回 コンビナート労働者と「反公害」
第7回 「記録」することは「たたかう」こと
第8回 企業人としてみた四日市公害
第9回 「四日市公害と環境未来館」開設に向けて
第10回 「四日市公害と戦う市民兵の会」について