内容説明
「老人ホーム」は他人同士が暮らす住まい、老いた同士が集まるところ。そんな施設の仕事にたずさわりながら感じた、入居者たちとの心の交流、すれちがい…。「終のすみか」を求め、とまどう人たちへ贈る、新たな絆の育て方。
目次
第1章 シニアハウスで暮らす(生活コーディネーター;頼み事 ほか)
第2章 有料老人ホームで暮らす(「帰りたい」けど「帰れない」;“手厚い”サービス;セルフサービス;別れのとき)
第3章 「家族のように」支え合って―「生活科学運営」の取り組みから(ライフ&シニアハウス井草(東京)
ライフ&シニアハウス緑橋(大阪)
ライフ&シニアハウス神宮南井田(名古屋)
友だち村(静岡県伊豆市))
第4章 支え合う社会を模索して(福祉の街づくり;若手医師たちの連携による訪問医療;これから久楽部;隣近所で助け合う「多世代交流自然村」;高齢者施設を核にしたまちづくりから「あしたの国」へ)
第5章 絆を育てて―あとがきにかえて
著者等紹介
杉原美津子[スギハラミツコ]
1944年、愛媛県に生まれる。編集プロダクション勤務を経てフリーの編集者に。1980年8月、東京新宿バス放火事件に遭遇。その体験を執筆し、1983年に『生きてみたい、もう一度』を出版。その後、自分自身の内面と向き合いながら、多数の著書を刊行。現在は、高齢者関係の仕事に関わりながら、執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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