内容説明
虚偽なく、純粋なものは狂の世界につながる。いまこそ、逸脱、反世間、反常識、反秩序の世界を覗いてみよう。深沢七郎の本源的人間像、岡本太郎の反近代的縄文精神、竹久夢二の弱者への眼、赤松啓介の非常民など、深い闇の中にある情念を掘り起こしつづけた人たちの仕事を丹念に読み直す。
目次
1 深沢七郎について
2 岡本太郎と縄文土器
3 竹久夢二断章
4 高山樗牛について
5 赤松啓介論
6 綱島梁川と「見神」
7 忠臣蔵雑考
著者等紹介
綱澤満昭[ツナザワミツアキ]
1941年満州(中国東北部)に生まれる。1965年明治大学大学院修士課程修了。専攻は近代日本思想史、近代日本政治思想史。近畿大学名誉教授。(元)姫路大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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