幻の王国・狗奴国を旅する―卑弥呼に抗った謎の国へ

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833105460
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

内容説明

日本列島の二、三世紀の風景を考古学資料を駆使して再検討し、邪馬台国の最大のライバル・狗奴国の実態を探る。

目次

はじめに もう一つの邪馬台国論
第1章 列島に住まうモノたち
第2章 弥生洪水と英雄
第3章 器が語るもう一つの倭国
第4章 狗奴国伊勢湾沿岸説
第5章 狗奴国遺産を発掘する
第6章 狗奴国戦の勝利者とは
おわりに 東之宮古墳からの提言

著者等紹介

赤塚次郎[アカツカジロウ]
1954年、愛知県犬山市生まれ。1979年、奈良教育大学教育学部卒。狗奴国論をはじめとした弥生・古墳文化を研究。現在、財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター調査課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

10
東海地方が狗奴国であるのだとすれば、邪馬台国は畿内にあったと考えるほうが自然だよね(逆転の発想)。このシナリオの場合、纒向は邪馬台国ではなく、女王の下に集った連合国の首府だった、、、ということになる。2019/07/19

A.Sakurai

5
狗奴国東海説は断片的に論文で見かけるだけでまとまった論説を見かけなかったのだが,主張者の単行本があると知って読んでみた.有名な廻間遺跡をはじめ,自ら担当した遺跡の分析結果を基本に,当時までの最新の発掘結果を盛り込んでの論なので説得力はある.しかし,東海文化圏の存在は明らかだが,狗奴国という決め手はない.それでも推測を進めて邪馬台国の中心は大阪湾岸.纏向が中心になったのは狗奴国との抗争後に相互の中継地として発展したのだとする.2009年刊とちょっと古いが大きな論説の変転はないものと思われる.2026/04/18

のりきよ

3
濃尾平野における弥生時代の拠点集落は、猫島遺跡⇒朝日遺跡⇒荻原遺跡群と移り変わってゆく。いずれも愛知県一宮市である。自分は狗奴国は濃尾平野ではなくもっと東の関東甲信辺りだと考えているが、S字甕の分布を見ると濃尾平野に存在したクニが纏向を拠点とする邪馬台国連合内だけでなく東海地方一帯にも大きな影響力を持っていたことは確実だと思われる。そのS字甕だが、伊勢の雲出川から産出される黒い砂粒を原料に混ぜて作る製法に統一されていたというのだから驚きだ。そこまで雲出川の砂粒に拘る理由は一体何だったのだろうかと気になる。2016/06/28

ウォーカージョン

2
伊勢湾沿岸説というのは尾張地方を狗奴国の中心とする説なのか。S字甕やその混和剤など勉強になった。2016/11/14

まのん

2
朝日遺跡で東側に権力者の墓地があったのは、エジプトで神殿がナイル東側にあったのと対応するのか。S字甕の論考は再読する予定。2016/02/22

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