- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 日本の哲学・思想一般(事典・概論)
内容説明
狡知にしてやられた“酒呑童子”の哭声も、隠悪な支配に飼いならされた人間どもには聞こえまい!歴史に織り込まれた“鬼”という経験を読み直し、その意味を探る。
目次
プロローグ―深い闇での宴
1 鬼は誰のものか
2 童子と鬼
3 鬼伝説と鉄生産
4 源頼光と酒呑童子
5 坂田金時―その伝説の意味するもの
6 宮沢賢治と東北縄文・鬼
7 農本思想・柳田国男・鬼―故郷喪失者の寂寥感
エピローグ―新たな鬼の誕生への期待