内容説明
江戸から近代へ―。地図が物語るユニークな歴史都市・金沢の知られざる貌。
目次
1 古地図を読む(慶長加賀国絵図(1605年)
加越能三箇国絵図(1649年)
加越能三箇国絵図(1678年) ほか)
2 地図で見る金沢の歴史(近世;近代)
3 地図が語る石川の景観(加賀;能登)
著者等紹介
本康宏史[モトヤスヒロシ]
1957年東京都生まれ。金沢大学大学院社会環境研究科学位取得。博士(文学)。日本近代史専攻。石川県立歴史博物館学芸課長を経て、金沢星稜大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
45
城下町の古地図に興味津々でした。全然歴史に詳しくありませんが、加賀藩八家の前田家(対馬守)の住まいだった場所が祖母の実家の近くで、以前に母からご先祖さんが馬で城に行き来してたと聞いたことがあるので、古地図を見ながら当時を妄想しました。地図が小さすぎてもっと大きくしてほしかったです。あと資料の所蔵先が玉川図書館が多くてなるほどと思った。あとは難しくてギブアップ。2018/03/11
kaizen@名古屋de朝活読書会
24
#説明歌 古地図なら川山海の関係で地質の調査にとても役立つ 犀川から辰巳用水隧道と開渠木製樋(ひ)の逆サイフォン 2018/01/21
chang_ume
11
旅先の書店郷土本コーナーから。近世城下町の形成から変容と解体、そして近代化まで金沢の都市史をテーマごとに各論する。金沢の地理に通暁した読者を念頭に置いているようで、都市各部の文脈が今ひとつ要を得ない。また古地図が表現するところの都市構造について概要把握がなく、現代地図とのエリア照合もない。さらに各論についても項目羅列が目立って、結論不在の傾向が否めない。なにより古地図図版と本文が照合できない箇所も散見。結局、全体として読者的にもどうにも楽しくない。という、ないない尽くしのちょっと困った一冊でした。2021/11/26
アメヲトコ
6
金沢に行く前に予習として。近世近代の金沢の絵図・地図をもとに、都市のさまざまな社会と空間のありようを明らかにした一冊。コンパクトにまとまっているので、金沢の都市史を総ざらいするのによいです。一方図の一部分のみを掲載している場合が多く、金沢の土地勘がない人間にはどのあたりなのか若干戸惑う箇所も。市街地の全体図が付けられていたらもっと分かりやすくなったかも。2018/10/05
Ryuji Saito
0
2017年137冊目 2017/12/15
-
- 和書
- 大学数学の基礎