内容説明
瑞泉寺の戦いから6年。手取川の氾濫で加賀の農民は疲弊していた。守護富樫政親はかつて力を借りた本願寺門徒との約束を破り、巨大な高尾城を築いて領民への圧力を強めていた。加賀門徒を束ねる傑僧菅生願生は政親の親戚筋の領主たちをも味方に取り込み、安楽国を築くべく守護との決戦へと動く。そこへ、将軍の命を受けた越前の朝倉、越中の上杉・畠山が侵攻してくるとの知らせが。
著者等紹介
吉村正夫[ヨシムラマサオ]
1938(昭和13)年、金沢市に生まれる。金沢市立泉中学卒業。53年から家具職人の世界に入り、大工の仕事に従事。72年に工務店を設立。現在、「(有)S.H.C.C住まいの研究社協同」代表取締役社長、一級建築施工管理技士。石川まちおこし有限責任事業組合組合員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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