内容説明
「藩権力と結んだ政商」と罵られ、一転して「海外貿易の先駆者」と称えられた加賀藩の海商、銭屋五兵衛。北前船研究の進展をふまえ、人間・銭五の胆力と行動力、長寿と覇気ににあらわれた魅力を、史実の中に探り出す。没後150年記念出版。
目次
第1章 宮腰
第2章 材木問屋
第3章 北前船
第4章 青森支店
第5章 海の百万石
第6章 銭屋疑獄
終章 密貿易説
著者等紹介
木越隆三[キゴシリュウゾウ]
1951年金沢市生。1976年、金沢大学大学院文学研究科(史学専攻)卒業。石川県教育委員会文化財保護課、金沢大学文学部日本海文化研究室研究員を経て、石川県立金沢向陽高校、同金沢錦丘高校で教職につく。現在は金沢桜丘高等学校教諭。金沢市史専門委員。地方史研究協議会委員
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