北海道高山植生誌

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  • サイズ B5判/ページ数 688p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784832981737
  • NDC分類 471.72
  • Cコード C3045

出版社内容情報

全道をくまなく調査した北海道高山植生研究の第一人者による、35年にわたる研究の集大成。

【特徴】
 1)北海道の高山植生を網羅的に概観できるモノグラフ

 2)植物相と植生に関する基礎資料は筆者自身のものに限り、同時に、既存研究を網羅的
  に引用し、山系・地域ごとの自然概況をとりまとめた

 3)北海道の高山植生の成立について、植物相と植生の両者を植物地理学的に分析する手法
  によって、地史的背景と生態的特性の両面から総合的に考察

 4)生物の絶滅が世界的な問題とされる現在、北海道希少植物の大半を含む高山植生の実態
  を明らかにすることは、希少植物保護の基礎資料としてもきわめて重要

 5)植物群落とその立地ならびに群落構成種に関する、筆者自身の撮影による400枚を超える
  植生写真をカラーで132頁にわたって収録。学術的に貴重であるばかりではなく、
  研究書を越えて花と山の美しさを楽しむことができる

【主要目次】
 はじめに

 第Ⅰ部 生態写真

 第Ⅱ部 総論
  第1章 本書の目的
  第2章 高山植物と高山植生に関する概説
  第3章 北海道の高山植物相に関する植物地理学
  第4章 分布上重要な種とその植物地理学的意味

 第Ⅲ部 各論
  第1章 北海道主要4山系の高山植生
  第2章 主要4山系以外の北海道の高山植生
  第3章 低標高の特殊な立地に成立する高山性植物群落

 第Ⅳ部 考察と結論
  第1章 高山植物の分布に関する研究アプローチ
  第2章 高山植物相の分布型組成分析
  第3章 主要4山系における高山植生、立地環境および分布型組成
  第4章 主要4山系以外の山系・山岳における高山植生、立地環境および分布型組成
  第5章 高山植物群落に特有な分布型組成
  第6章 結語

目次

第1部 生態写真(大雪山系;知床山系 ほか)
第2部 総論(本書の目的;高山植物と高山植生に関する概説 ほか)
第3部 各論(北海道主要4山系の高山植生;主要4山系以外の北海道の高山植生 ほか)
第4部 考察と結論(高山植物の分布に関する研究アプローチ;高山植物相の分布型組成分析 ほか)

著者等紹介

佐藤謙[サトウケン]
1948年岩手県奥州市(旧江刺市)に生まれる。1973年北海道大学大学院農学研究科農業生物学専攻修士課程修了。北海学園大学教授・北海道自然保護協会会長。博士(学術)。専門、高山植生の生態学・植物相の分類地理学・植物を中心とした自然保護(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。