近代日本の水産教育―「国境」に立つ漁業者の養成

個数:

近代日本の水産教育―「国境」に立つ漁業者の養成

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年09月01日 13時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784832968400
  • NDC分類 660.7
  • Cコード C3037

出版社内容情報

1882年から1941年までの農商務省管轄の官立・府県水産講習所について体系的に分析。国策に呼応した人材養成の実相を描く。農商務省管轄の官立および府県水産講習所について、1882年から1941年までを対象に、日清・日露両戦役を後景とする水産政策、遠洋漁業に関する国際情勢、漁業生産技術の発展、職業資格制度の創出等に留意しながら体系的に分析。国策に呼応した人材養成の実相を描き出す。

序 章 もう一つの『蟹工船』を追って

 第一節 近代日本の水産教育制度

 第二節 先行研究の整理

 第三節 本書の課題設定

 第四節 研究の方法

 第五節 用語の定義

 第六節 各章の内容



第一章 官立水産講習所と府県水産講習所の誕生

 第一節 大日本水産会による水産教育機関の設置

 第二節 府県水産講習所の成立

 第三節 小  括



第二章 農商務省の遠洋漁業奨励策と遠洋漁業従事者養成

 第一節 外国猟船の動向と「遠洋漁業奨励法」の制定

 第二節 遠洋漁業従事者養成における「遠洋漁業奨励法」の役割

 第三節 「遠洋漁業奨励法」と官府県立水産講習所

 第四節 小  括



第三章 官立水産講習所における遠洋漁業従事者と

    府県水産講習所「教員」の養成

 第一節 官立水産講習所の組織

 第二節 本科漁撈科による遠洋漁業従事者養成機能の確立

 第三節 遠洋漁業従事者養成機能の拡充

 第四節 多様化した遠洋漁業従事者の養成形態

 第五節 官立水産講習所の府県水産講習所への「教員」供給

 第六節 小  括



第四章 資格者養成機能を保持し続けた長崎県の水産教育

 第一節 長崎県における漁業者養成と遠洋漁業奨励策

 第二節 長崎県水産講習所の成立と遠洋漁業科の位置づけ

 第三節 長崎県水産講習所の展開と帰結

 第四節 小  括



第五章 「特異な教育機関」に発展した千葉県の府県水産講習所

 第一節 千葉県水産試験場における水産講習

 第二節 千葉県水産講習所の成立と水産教育

 第三節 千葉県水産講習所における遠洋漁業従事者養成の開始

 第四節 千葉県立安房水産学校への発展的解消

 第五節 小  括



第六章 蟹工船を「学び舎」とした富山県水産講習所

 第一節 中新川郡水産講習所の成立

 第二節 富山県水産講習所の成立

 第三節 資格付与機関としての展開

 第四節 富山県水産講習所の帰結

 第五節 小  括



終 章 遠洋漁業型水産教育の確立



 あとがき

 初出論文

 人名索引

 事項索引

佐々木 貴文[ササキ タカフミ]
著・文・その他

目次

序章 もう一つの『蟹工船』を追って
第1章 官立水産講習所と府県水産講習所の誕生
第2章 農商務省の遠洋漁業奨励策と遠洋漁業従事者養成
第3章 官立水産講習所における遠洋漁業従事者と府県水産講習所「教員」の養成
第4章 資格者養成機能を保持し続けた長崎県の水産教育
第5章 「特異な教育機関」に発展した千葉県の府県水産講習所
第6章 蟹工船を「学び舎」とした富山県水産講習所
終章 遠洋漁業型水産教育の確立

著者等紹介

佐々木貴文[ササキタカフミ]
1979年三重県津市に生まれる。2006年北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。国内外の漁村や水産教育機関に赴きながら研究する。専門は、職業教育学、漁業経済学。2005年日本学術振興会特別研究員(DC2)、2007年日本学術振興会特別研究員(PD)、2008年北海道大学大学院水産科学研究院招へい教員、2008年函館短期大学専任講師をへて、鹿児島大学水産学部准教授。2015年地域漁業学会奨励賞(中楯賞)、2017年漁業経済学会奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品